当院について
病院実績
当院では、365日間、早朝から夜間まで、機能訓練に加え、日常生活動作能力の向上、早期在宅復帰を目指した生活再建、「人間性の回復」のリハビリテーションを最も重要視しています。
在宅復帰のためには、日常生活動作能力の向上が欠かせません。日常生活動作とはADLとも呼ばれ、一般的には食事、排泄、更衣、入浴、整容動作が含まれます。この中でも在宅生活に最も必要とされるのは、「ごはんを食べること」と、「排泄を自分で行うこと」であり、当院ではこの2つの動作の回復に特に力を注いでリハビリテーションを行っております。
回復期リハビリテーション病棟の実績
回復期リハビリテーション病棟には、求められる多くの決まり事がありますが、当院では徹底したチーム医療と、的を絞った集中的なリハビリテーションの実践により、非常に高い実績を挙げることができています。
診療実績(2019年10月~2020年3月の実績)
在宅復帰率 | リハビリ提供時間 | 重症な患者さんの受け入れ割合 | 重症な患者さんの回復率 |
---|---|---|---|
85.5% (70%) |
7.2単位=144分 (2単位=40分) |
46.3% (30%) |
69.0% (30%) |
*()内は厚労省の定める条件
リハビリテーション科の職員数の増加に伴い、提供できるリハビリの時間も増加してきています。
また、当院では、重症な患者さんの受け入れも積極的に行っており、回復率も高い結果となっています。
実績指数
回復期リハビリテーション病棟は2000年に新しく設置されて以来、現在全国にはおよそ1700病棟が存在しています。しかし同じ回復期リハビリテーション病棟であっても、リハビリスタッフの在籍数や、リハビリ実施時間、実施方法、病院としての方針などはそれぞれであり、全ての回復期リハビリテーション病棟が高いリハビリ効果をあげているというわけではありません。これに対して、2016年厚労省は、より質の高いリハビリを提供している回復期リハビリテーション病棟を評価する方法として「実績指数」というものが用いられることになりました。
実績指数とは、「入院から退院に至るまでの間にどれだけADLが改善したか」という点と、「在院日数が何日なのか」という点に着目し、これらを規定の式に入れることで算出されます。
当院実績指数(2019年10月~2020年3月)
当院の回復期リハビリテーション病棟の実績指数 |
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50.0 |
厚労省は2018年「ADL改善効果の高いリハビリを提供している」という基準を「実績指数37」と定めました。当院では、入院時からの積極的なリハビリを実施することで、ADLの大幅な改善を図ることができています。