作業科学という学問をご存知でしょうか?
作業科学では人々が日常生活で行うことや、その作業が健康や安寧や環境にどのように影響するか、どのように影響されるかについて研究します。
作業科学に関する研修会で、村上靖彦先生による「貧困地区の子育て支援の現象学―大阪市西成区を例に―」という講義を受講しました。
当事者の方たちの語りから、本人も意識していない実践の「型」を取り出す、という現象学的な質的研究を専門とされています。
今回の研修では、支援者の方々の語りを中心とした地域の子育て支援についてお話を聴くことができました👏
専門職ではない地域の支援者と行政が連携しながら地域を支えれらているようです。
地域での ”居場所” についてのお話もありました。
ある地域の支援者の方の語りの ”僕たちはその人が何になろうが付き合うんですよ” という言葉が印象的でした^^
わたしたち作業療法士も、その人を尊重した関わりを大切にしています。
しかし、制度などの枠踏みのなかでの関わりとなることが多いです。
対象となる人との向き合い方、枠に捉われない関わりやシステムについて。
改めて考え直す貴重な機会となりました◎