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泉佐野ニュース

やっかいなアレルギー【栄養部】

 

 

私は花粉症でして3、4月には鼻水にくしゃみに目のかゆみが出て大変です。

花粉症はアレルギーの1つであり、他にもアレルギーには食物アレルギーなどがあります。

食物アレルギーは、ある特定の食べ物を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応があらわれる疾患です。

食物アレルギーの原因となる物質であるアレルゲンは、主に食べ物に含まれるタンパク質で、乳幼児期には小麦や大豆、鶏卵、牛乳などが、学童期以降では甲殻類や果物、そば、魚類、ピーナッツなどのように、加齢に伴って食物アレルギーの原因が変わっていくという特徴があります。

乳幼児の5~10%、学童期以降では1~3%が食物アレルギーと考えられています。

子どもの頃の食物アレルギーは、多くが成長に伴い徐々に原因食物が食べられるようになります(「耐性獲得」といいます)。

一方で、大人の食物アレルギーは、耐性獲得しにくく、原因食品の継続的な除去が必要なことが多いと考えられています。

食物アレルギーの症状は皮膚や、呼吸器、消化器など身体のさまざまな臓器にあらわれます。およそ90%に皮膚症状、およそ30%に呼吸器症状や粘膜症状が認められます。

主な症状

・皮膚症状:かゆみ、じんましん、むくみ、発赤、湿疹など
・呼吸器症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒュー(ぜん鳴)など
・粘膜症状:目の充血や腫れ、涙、かゆみなど、口の中や唇、舌の違和感、腫れなど
・消化器症状:下痢、吐き気・嘔吐、血便など
・神経症状:頭痛、元気がなくなる、意識がもうろうとなるなど

食品衛生法によりアレルギー表示が義務づけられています(あらかじめ箱や袋で包装された加工食品、カン・ビン詰めの加工食品)。

必ず表示されるまたは表示が勧められている食品

・必ず表示される7品目:乳、卵、小麦、そば、落花生(ピーナッツ)、えび、かに
・表示が勧められている21品目:アーモンド、いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、バナナ、やまいも、カシューナッツ、もも、ごま、さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、まつたけ、あわび、オレンジ、牛肉、ゼラチン、豚肉

食事を食べた後に何らかの症状が出たときに、食物アレルギーを疑います。

特に、初めて食べたときに症状が出ることが多く、その後、同じ食品を食べるとくり返し症状が出ます。

原因の食べ物を特定するには、医師が実際に食べた食品の内容を確認し、血液検査で特異的IgE抗体検査によって確認することで推測することができます。

確定診断をするためには、病院で実際にその食品をごくわずかの量を食べてみて症状があらわれるかどうかを確認する「食物経口負荷試験」という検査が必要です。

食物経口負荷試験は、時には重篤な症状が出現することもあるため、病院で十分な準備を整えて、できるだけ安全に実施する必要がある検査です。

そのため、すべての病院では検査は実施できないため、かかりつけ医の先生に相談し、実施できる病院を紹介してもらいましょう。

自宅で試しに食べてみることは非常に危険なので、絶対にやめましょう。

引用 アレルギーポータル

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