インボディの勉強会を開催しました✎
当院では、2019年4月から体成分分析装置InBody(インボディ)を導入しています。
患者様や利用者様の体成分を測定し、より良いリハビリテーションを提供できるように検討材料の1つになっています。
InBodyでは、体水分・タンパク質・ミネラル・体脂肪を測定することができ、その結果から骨格筋指数(SMI)が算出されます。
骨格筋指数(SMI)や握力、歩行速度を基にサルコペニアの有無を確認しています。
サルコペニアって何!?と思われた方は、ページの一番下をご覧ください!
今回は、株式会社インボディジャパンの方々にお越しいただき、講義をしていただきました。
InBodyで測定した結果の分析方法や、運動療法や栄養療法に関する最新の知見、心不全の方への活用例などをお話していただきました。
とても充実した内容であり、あっという間に時間が過ぎました。
インボディジャパンの皆様、ありがとうございました!
サルコペニアとは?
加齢に伴い骨格筋が萎縮し,筋力低下または身体機能の低下を伴うときにサルコペニアと診断されます。
高齢者ではサルコペニアであると「ふらつき」「転倒」などに密接に関連していると言われています。
日本ならびにアジアでは下記の通りにサルコペニアの基準が定められています。
歩行速度が0.8 m/s以下もしくは握力が男性26 kg未満、女性18 kg未満
そして、骨格筋指数(SMI) 男性 7.0㎏/㎡未満 女性5.7㎏/㎡未満
引用:葛谷 雅文(2015:10).サルコペニアの診断・病態・治療 日本老年医学会雑誌, 52,343-349