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泉佐野ニュース

人間作業モデルの研修会に行ってきました【リハビリテーション科】

認知症の人間作業モデル講習会に参加してきました。 

皆様は作業療法士という職種をご存知でしょうか?

まず、作業とは? 作業療法とは?何なのか簡単に説明します。

 

作業とは

セルフケア(トイレや着替え等の日常生活行為)や家事、仕事、余暇(編み物や将棋などの趣味活動)、地域活動などの人に関わる全ての活動を作業と呼びます。 

言い換えれば「作業」とは、人と社会をつなぐ接点です。

 

脳梗塞などの病気や認知症になることで今まで生活していた日常が破綻してしまいます。

その結果、社会との繋がりの消失や自尊心が損なわれてしまいます。 

今日、高齢者の車の運転による事故や高齢者の徘徊などニュースで認知症に関することを見かけることがあるかと思います。

現在、日本では高齢化が進んでおり、80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%が認知症を発症すると言われ、2025年には高齢者の5人に1人が発症されると予測されています。

認知症を発症することで上記のような作業が困難となりご家族様との関係性の悪化や自尊心が損なわれることに繋がります。

認知症の人間作業モデルとは、認知症を発症し、日常生活に影響が出ている方に対して実施します。

 

作業モデルとは、大きく分けて➀意志 ➁習慣 ➂遂行能力➃環境という相互に関係する要素に着目するものです。

 

人はそれぞれ、意志を持って生活しているといわれています。また、それぞれ生活する環境が違う様に習慣も違い、それぞれ個々の生活してきた歴史やSTORYがあります。

これらに着目し、認知症になり自分の思いを伝え難い方に対しての理解を深めていき、それぞれの患者様の意味のある作業を提供、ともに実践していきます。そうすることで、役割の回復や自尊心の改善、その人らしい生活の再獲得を目指すものとなっています。 

当院でも作業療法の一環として、それぞれの個人の歴史、STORYにあった作業を寄り添いながら実施することで患者様同士で話す機会が増えたり患者様から笑顔がみられています!!

まだまだ、作業療法という言葉は馴染みはないかと思いますが、患者様の生活の再獲得や笑顔を増やせるよう、今回学んだことを活かしていきます。

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