9月21日は世界アルツハイマーデー・9月はアルツハイマー月間です◎
今回は『アルツハイマー型認知症について』お伝えしたいと思います。
認知症は「早期発見、早期治療」が大切であると言われています。
アルツハイマー型認知症について正しく理解していただき、ご自身やご家族、ご近所の方々などが「最近様子がおかしいなぁ」など感じた場合には医療機関などに相談していただければと思います^^
アルツハイマー型認知症とは
βアミロイドやタウといったタンパク質が脳に蓄積され、神経細胞の働きが衰えることで発症します。蓄積は早い人で40代から始まると言われ、発症するまでに10年以上かかります。
発症後は、5~20年程度かけてゆっくりと進行します。
進行には個人差がありますが、それぞれの段階を早ければ2~3年、遅ければ5~6年かけて少しずつ進行し、本人ができる日常生活行為が減っていきます。
【発症前】
軽度認知障害と呼ばれる期間で、物忘れがゆっくりと進みます。
最初の頃は本人に物忘れの自覚があり、なんともいえない不安感を抱いたり、うつ状態になることもあります。
住み慣れた環境であれば、ほとんどの場合、これまで通りに生活ができます。
この時期に早期治療を受けることで、認知症の発症を遅らせたり、発症そのものを防ぐことができると言われています。
【初 期】
自分が体験したエピソードごと記憶を失うため、「今日誰にあったか」ではなく「人にあったこと」自体を忘れてしまいます。数分前から数日前ぐらいの最近の記憶が失われ始めます。
「時間・場所・人物」を認識できなくなる見当識障害では、最初に「時間」の感覚がつかめなくなり「今何時か」の見当がつかなくなります。
【中 期】
介護するご家族の身体的負担が最も大きい時期と言われています。
物盗られ妄想や徘徊などの症状が出てくる場合もあります。
それまで使っていた電化製品の使い方がわからなくなったり、服の脱ぎ気が出来なくなったり、言葉が思うように出てこない言語障害を現れ始め、日常生活が困難になってきます。
数か月~1、2か月前の記憶がなくなり、見当識障害では「いま、どこにいるか」という「場所」の判断がつきにくくなります。
【後 期】
記憶のほとんどが失われ、会話が出来なくなったり、家族の顔が分からなくなることもあります。
身体機能が衰え、歩けなくなったり、食事や入浴・トイレが難しくなり、生活のすべてに介助が必要になります。
アルツハイマー月間をきっかけに
悩んでいる方の助けになればと思います。
次回の投稿もお楽しみに・・・!