第三回となる今回は、「認知機能の障害」とはどのようなものかを解説していきます。
①全般性注意障害
(必要な作業に注意を向けて、それを維持し、うまく選択・配分することができない。いろいろな作業でミスが増える。ぼんやりして反応が遅い。)
②遂行機能障害
(ものごとを段取りよく進められない。)
③記憶障害
(前向性健忘:発症後に起きた新たなことを覚えられない。逆向性健忘:発症前のことを思い出せない。)
④失語
(話せない、理解できない、ものの名前を言えない、人が言ったことを繰り返せない、読み書きができない、文字を思い出せない、書き間違いがある。)
⑤視空間認知障害
(図形を真似して書いたり、手指の形の真似をしたりすることができない。よく知っている場所で道に迷う。無意味な模様などを人や虫に見間違える。実際にないものが見える。)
⑥失行
(細かい動きが苦手で、滑らかな動きができない。バイバイなどのジェスチャーができない。使い慣れているはずの道具をうまく使えない。)
⑦社会的認知の障害
(相手や周囲の状況を理解して、それに適した行動がとれない。)
認知症は、その名の通り「認知機能の障害」がありますが、ひとことでいってもこれだけたくさんの症状があるのです。
これからもこのコーナーでは認知症について分かりやすく解説していきます^^
よろしくお願い致します!