こんにちは。寒い日が続きますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか^^?
新年に入り初の活動は論文抄読会を行いました。
運動器疾患に関わる論文を各々調べてきて、内容の共有と共に運動器疾患に対しての理解を深める良い機会となりました。
それに加えて、論文の読み方の確認と統計学の勉強も同時に行い、今後の自己研鑽につながる会となりました。
今回特に注目した点は肩関節の運動が体幹機能にどのように影響するのかについての論文でした。
皆さんは肩が動かしづらい時、肩関節のみに問題があると思いがちだと思います。
しかし、肩関節の問題以外にも腹筋等の体幹機能も肩関節の運動に関与しているため、肩関節のアプローチを繰り返し実施しても改善が芳しくないということが実際の臨床現場で起こってきます。
今回の論文は肩関節の動かす角度に伴って周辺の筋肉がどの程度活動するのかについての論文でした。
興味深い点として、手を挙げるときの主な筋肉で三角筋という筋肉がありますが、この筋肉の活動量は肩の曲がる角度で活動量に変化がないとの結果でした。
この結果から得られる一つの仮説として手を挙げる動作において、肩関節の筋力がある程度担保されている状況下では体幹機能にアプローチした方が改善が得られる可能性があるということが挙げられました。
このように論文抄読を行うことで、今後のアプローチ方法や既存やり方を見直すきっかけとなります。今後も継続して実施し、自身のセラピストとしての技術向上に励みたいと思います。