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認知症について学ぼう④~BPSD~【リハビリテーション部】

以前こちらのシリーズ「認知症について学ぼう②」で、認知症の症状は「中核症状」と「BPSD」に分けられることをお伝えし、「認知症を学ぼう③」では主に「中核症状」について触れました。

今回はBPSDについて触れていきます◎

「中核症状」は脳の神経細胞が壊れることによって、直接起こる症状です。認知症になれば、誰にでも、中核症状が現れます。(詳しくは「認知症について学ぼう③」をご覧ください。)
一方、周囲の人との関わりの中で起きてくる症状を「BPSD」と言います。「認知症の行動と心理症状」を表す英語の「Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia」の頭文字を取ったものです。徘徊、脱抑制(衝動や感情が抑えられなくなること)、多動・興奮、攻撃的な言動・行動、不潔行為、不安・焦り、妄想・幻覚、うつ状態、介護への抵抗、不眠、仮性作業(一見すると目的や意味のわからない作業)などが挙げられます。これらは、その人の置かれている環境や、人間関係、性格などが絡み合って起きてくるため、人それぞれ表れ方が違います。介護者が対応に苦慮する症状の多くは、中核症状よりもBPSDと言えます。

ここで、BPSDが出現すると何が困るのかを考えてみます。
認知症の当事者・本人の立場と、家族の立場の例を挙げます。

これらのことから、ご本人を含む家族は社会から孤立しがちです。この孤立により、ご本人や家族の身体的状況、精神的状況はますます悪化し、経済的困窮、生きる意味の喪失、虐待などの悲劇的な結果を生んでしまう事例が、これまでいくつも報道されています。

認知症の中核症状は進行の一途をたどり、回復は困難です。しかし、BPSDは対応、環境の調整、さらに医療の介入により悪化を防いだり、和らげたりすることが可能な場合があります。また、BPSDの背景には、必ず本人なりの理由があります。行動の背景にある「なぜ」を考え、本人の気持ちに寄り添った対応をすることで、症状を改善できる場合も少なくありません。

最後に、認知症に関わる各領域の有志が集う「お福の会」における『宣言』をご紹介します。皆さんに知っていただきたい、とても素敵な内容となっています。

「お福の会 宣言」(以下、「認知症フォーラム」HPより引用)
人は人として生まれ、人として死ぬ。そしてその過程で誰もが認知症という病に遭遇する可能性をもっている。かつて認知症になると「人格が崩壊する」「こころが失われる」と恐れられた時代があった。だが、今や私たちは知っている。認知症になっても自分は自分であり続けることを。月がかけているように見えても月が丸いことに変わりはないのと同じである。
自分が、認知症になっても、家族の一員、社会の一員として、友人として、権利や義務とを有する国民の一人として生活を続け人生を全うしたい。同じように、家族や友人が認知症になっても、ともに人生の旅路を歩き続けたい。

 

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